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 コンコン、と遠慮がちなノックを訝しく思いながら本をベッドの脇に置き、扉へ向かう。
 時刻は深夜。ちょうど日付をまわって午前2時。草木も眠る丑三つ時というやつだ。
「誰?」
「ラビやっぱり部屋にいたんだ」
 そこにいたのはアレン。任務から帰ってきたばかりなのか汚れた団服にどこか疲れたような顔で、それでもほっとしたように微笑んだ。
 ラビは不思議に思いながらも部屋の中に入るよううながした。
 けれどアレンは首を振る。
「長居はしませんよ。リンクを待たせちゃってますし。でも一言言いたくって。・・・間に合いませんでしたけど」「いったい何の話さ?」
「あれ、ラビ忘れちゃったんですか」
 クエスチョンマークをとばすラビにアレンはおかしそうに告げた。
「お誕生日おめでとうラビ。日付、過ぎちゃいましたけど」

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